1. ホーム
  2. お葬式のあとにすべきこと
  3. ≫香典返し

香典返し

242

スポンサーリンク

元来の香典返しの考え方

もともと、お葬式の場面では会葬御礼品が配られていました。

これは、お葬式に会葬いただいたことへの御礼なので一律に配られました。お茶やタオルなどの粗品、地域によっては酒や塩を配るところもあります。

そして、包んでいただいた香典に対して御礼の品物(香典返し)を送るのですが、通常は四十九日の法要を済ませた翌日以降に先方に届くよう手配します。なぜならば、香典返しはお葬式の時に持って来ていただいたお香典への御礼と合わせて、四十九日法要を無事に済ませたことの報告も兼ねているからです。

その旨のお礼状を同封しますし、関西などで香典返しの事を「満中陰志」と呼ぶのはそのためです。

 

後返しと即日返し

香典返しは四十九日法要に合わせて先様に発送するのが慣例でした。

約1か月かけて、「あの人はこれくらい包んでくれたからこれくらいの予算のものにしよう」や、「あの家は子どもが多いからこんな品物にしよう」などと1軒1軒に品物を吟味しては決めていたものです。

これを簡略化したものが香典返しの「即日返し」です。

香典を持参された方に引換券を渡し、2000円から5000円程度の品物をお配りするという方法です。その場合、お葬式の場面で会葬御礼品と香典返しと二つの品物を頂くことになります。

これらにはそれぞれのメリットとデメリットがあります。

 

後返しのメリット

○満中陰のお知らせをすることができる

○頂いたお香典1軒1軒に見合った商品を選ぶことができる

○満中陰の法要後にそれぞれのご自宅に発送するために、葬儀に参列していただいた方の荷物にならない

 

即日返しのメリット

○お返しが一度で済むために、後返しより経済的である

○葬儀のあとに、香典リストの作成や商品の選定などの手間が省ける

合理性や経済性が求められる昨今のお葬式で即日返しの需要は高まっています。また、即日返しの場合はそっくりそのまま葬儀社の売上になるわけですから、葬儀社が即日返しを勧めている面も否めないでしょう。

地域によっては受付で香典袋を開いて金額を確認し、包まれた金額に応じた引換券を配るという方法を取っているところもあります。

1万円ならば1万円用の品物を複数用意して好きなものを選べるシステムです。即日返しというサービスのクオリティも上昇していると言えます。

それでも、手間暇かけた後返しは、即日返しに比べて心がこもっていると思うのは私だけでしょうか。商品選定やリストの作成は大変ですが、ギフト屋さんも丁寧に手伝ってくれます。四十九日法要を済ませて故人も無事に満中陰を迎えた挨拶も大切ではないのかと考えます。

 

香典返しの予算

一般的には「半返し」と言われていますが、予算を押えたいという方も「3分の1」を目安にしましょう。

また、即日返しとの兼ね合いも考えましょう。

たとえば、即日返しに3分の1返しとして3千円の品物を選んだとします。この場合、1万円を包まれた方までは即日返しだけでよしとしますが、それ以上に高額な香典を用意された方には差額分を後返ししましょう。

(例)お香典に3万円包んでいただいた方に半返しする。

即日返し(3千円)は1万円に対しての御礼。

差額2万円の御礼のために7千円程度の後返しの商品を選定します。

後返しをするしないの線引きはケースバイケースです。

上の例のように、3千円の即日返しの線引きを5千円までにするか1万円までにするかなどは施主の意向によりますが、「半返し」から「3分の1返し」であれば失礼にあたらないでしょう。

スポンサーリンク