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お葬式の前に備えておきたいこと ~事前の準備は大きな安心~

たった今、大事な人が息を引き取った。

ゼロから全ての事を決めていくのはとても大変なですので、事前の備えは大きな安心になります。

最低限決めておいたり、確認しておいたりした方がよいことをまとめました。

①安置場所を決める

ご遺体の安置場所をご自宅にするか、会館などの霊安室にするか、予め決めておきましょう。

【ご自宅に安置】

できれば故人様を慣れ親しんだご自宅に帰して差し上げたいものです。

安置する部屋をきれいに整えておきましょう。

布団一組と祭壇を設えるため、6畳程度のスペースが必要になります。

また、ドライアイスの効果を高めるためにもなるべく涼しい環境(クーラーなど)が望ましいです。

【会館などの霊安室に安置】

住宅事情やご近所に知られたくないなどの理由で、どうしてもご自宅にお連れできないという多くの方が利用されていますが、その分の利用料金が発生します。

また、1つのスペースに複数のご遺体を預かる葬儀社の場合、お参りの時間や方法に制限を設ける場合もありますので、事前に確認しておくべきでしょう。

 

②家代々の宗教宗派を確認しておく

葬儀の具体的な打ち合わせの時に「うちの宗派どこだっけ?」となってしまうと、何も進めることができません。

旦那寺(菩提寺)がすでにあり、お墓の継承を望まれる場合はご住職に依頼しましょう。

旦那寺がなく、どこのお寺にお願いすればよいのか分からない場合、宗派を本家に合わせるケースが多いので、ご親戚などに訊ねておくとよいでしょう。

本家の旦那寺に依頼しなくても、宗派だけ合わせて寺院を葬儀社に紹介してもらうこともできます。

また、親戚づきあいがなかったり、家代々の宗教宗派が分からないという時は、遺族が宗教宗派を決めて構いません。

葬儀社に相談して適切なアドバイスをいただきましょう。

③葬儀社や会館の場所を決めておく

できることなら予め数社の葬儀社に話を聞いておくのがよいでしょう。

また、依頼したい葬儀社が絞り込めたら会員制度に入会しておくのもよいでしょう。

いざという時に、迅速に対応してくれるでしょう。

会館は、葬儀社の自社斎場以外に、公営や民営の斎場もあります。

葬儀社はできるものならと自社斎場を勧めてくることが多いでしょう。

その他にもどのような会館があるのか、自分自身で調べておくのもよいでしょう。

 

④訃報を流す先を決めておく

一般葬で広く訃報を流す際は構いませんが、家族葬で弔問を限定する場合は連絡先を予め決めておきましょう。

また、ご近所や会社関係からの弔問を辞退する際も、自治会長や上司など、窓口になる方には葬儀の日時や場所をお伝えし、その上で弔問や香典を辞退する旨をお伝えするのがよいでしょう。

 

⑤写真の用意をしておく

葬儀の打合せの中で写真を用意するように言われて、家じゅうをひっくり返すかのように慌てて探すケースがよくあります。

弔問に来られた方は、祭壇上の本尊や位牌ではなく、遺影に手を合わせます。そして葬儀後にご自宅に飾ることになる写真で、故人様の印象はその遺影写真として残ります。

写真の選定はとても重要な作業です。早めに決めておきましょう。

最近では生前に遺影写真を撮っておくというサービスを多くの写真店でされていますので、ぜひ利用するべきです。

 

いざという時に、大切な方を亡くした悲しみを抱えながら葬儀の段取りを進めていくのは大きな負担となります。

元気なうちからご家族みんなで葬儀について考えておくことをお勧めします。

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